自分は、人間がAGIを作り、そのAGIがまたそれ自身よりも少し賢いAGIを作り、そしてまたそのAGIが......と進化を繰り返して、ASIというものが誕生し、従来の仕事がなくなるということを知る前から、絶対にお金のために仕事をしたくないと思っており、それが約半年前に高校を中退した一つの理由でもありました。ここで、個人的な推測ですが、自分を含めたほとんどの人が、お金が稼げなくなるから、AGIまたはASIに仕事を奪われるのがイヤなのではなく、仕事を奪われてもベーシックインカムなどで生活はしていけるけど、「寿命が尽きるまでやりたいことがない」という恐怖を無意識のうちに持っているからではないかと思います。それは皮肉なことに、AGIやASIによってあらゆる病気が治る時代が来ると同時に、虚無感という精神衛生上最も良くない病気が蔓延することを示唆しているからです。「人間同士の頭の良さや賢さなどの、知能面での能力の差がそれらによって無効化された時に、それでも自分はこれがやりたい」という情熱は、常識というレールから外れることを悪とする価値観からは生まれてこないような気がします。ですが、お金などを気にせず、純粋な気持ちで「やりたいこと」を見つけられる能力と環境は、実は自分で全てを選ぶ権利がないとされている子供にしか存分に与えられていないのではないかという気がして、この文章を書きました。